愛犬が気に入っていたおもちゃを捨てられない
愛犬が亡くなってからもう十年以上経つのですが、なかなか愛犬のものが捨てられません。特に愛犬が気に入っていたおもちゃには思い入れがあります。と言うのも、そのおもちゃは少ないお小遣いで私が飼ってあげた物だったからです。当時、中学生だった私のお小遣いは月3,000円でした。もちろん3,000円全部を愛犬のために使うことはできません。そこで100円均一のお店やディスカウントストア、ホームセンターなどの比較的安価な物を売っているお店で、犬用のおもちゃを探したのです。
我が家の犬は室内犬だったこともあり、室内で遊ぶことがほとんどでした。特に楽しそうに見えたのは骨の形をしたおもちゃです。それを噛んだりしゃぶったりしている姿を見るととても楽しそうに感じられるのでした。たまに、自分で放り投げてそれを取りに行くといった遊び方もしているようで、そんな姿を思い出すと未だに泣けてきます。そのおもちゃはホームセンターで私が買いました。他にもいくつかまとめて買ったので、単体でいくらだったかは覚えていません。きっと、一般的な犬のおもちゃよりも安価だったことでしょう。それでも当時の私にとっては大きな買い物でした。
愛犬が亡くなってからいくつか処分した物もあります。例えば犬小屋もその一つです。これは父が解体しました。愛犬が使っていた毛布や餌を入れる容器などは母が処分したようです。ちょうど我が家が引っ越しをしたこともあり、それをきっかけにいろいろと処分したことを覚えています。
愛犬が使っていたおもちゃの多くは私が保管しているので、これらはなかなか捨てられずにいたのです。いつまで持っていても意味がないとは思うものの、どうしても自分で買った物でもあり愛犬との思い出もあり、そう簡単には捨てる気になれないのです。
しかし、臭いや見た目の汚れなどがひどくなってきてしまったので、そろそろ処分を本気で考えなくてはいけないと思うようになりました。そのうち処分することになりそうです。