柴犬は室内飼いをしていました。
その時は飼育方法をまだ理解しておらず、床がフローリングのままだった事が原因の一つになったと考えられます。
まだ7ヶ月の柴犬は元気で、自宅で追いかけっこをする遊びが好きでした。
頻繁に行っていたのですが、ある時突然キャインという大きな鳴き声をあげたのです。

その声を聞いてただ事ではないと思いました。
少し経つといつもどおり歩くことができていたのですが、次の日に動物病院に行きました。
そこで状況を説明すると、先生は後ろ足の股関節を触って少し抜けやすいですと言ったのです。
それはパテラという膝のお皿がずれてしまう病気だったのです。
レントゲンも撮り調べてみると、やはり少しずれているという説明を受けました。

パテラは自然に治るものではないのですが、急にひどくなることもないと聞きました。
まだ7ヶ月なのに思いっきり走る事ができないのはあまりにも可哀想だと思いました。
パテラのレベルはまだ初期の状態でしたが、若いうちに手術することで回復力も早いと聞きました。
とても悩みましたが手術してもらうことにしたのです。
手術日までにも何回か突然キャインと鳴き出すことがあり、やはりパテラの症状が現れていると感じました。

手術してからは2週間ほど入院することになり、まともに歩くことができないので飼い主としても辛かったです。
慣れない環境とエリザベスカラーを付けたまま過ごすことになるので、愛犬もストレスを感じていたらしく入院中は元気がなく食欲もなかった聞きとても心配になりました。
あまりに元気がないため早めの退院が決まりましたが、自宅でもエリザベスカラーを付けたまま水やご飯が食べづらそうなので常に補助しながら過ごしました。

1ヶ月は走ることやジャンプすることが禁止されているので、それを止めることが大変でした。
散歩も抱っこして抱えながら連れて行く日々になりました。

1ヶ月検診、2ヶ月検診をしてもらい順調に良くなっているということで、3ヶ月経つと普通に歩けるようになりました。
手術は愛犬にとっても大変な事となりましたが、これから元気に走れるので手術してよかったと思います。