愛犬にのびのびと遊んで貰いたい、しっかりストレスを解消して貰いたい、そんな時に最適な施設がリードなしに愛犬を走らせることができるドッグランです。ただ、愛犬がメスの場合は利用を避けておいた方が良い時期が存在します。それが、発情期です。

発情期に入った犬は、体からオスを惹きつけるフェロモンを分泌させることになります。オスは季節などに関わらず、メスのフェロモンを嗅ぐと興奮状態になってしまいます。興奮をして発情すれば、メスを追い回すようになるだけでなく、オス同士で喧嘩を始めるなど問題行動を起こすことがあるものです。そのため、発情期に入ったメスはドッグランに連れて行かないことが大切です。

フェロモンの影響を受けるのは、一緒に遊ぶオスのみ、距離を取って遊べば大丈夫と考える人もいるでしょう。しかし、発情期のフェロモンは1km以上先でも届くことがあると言われるものです。

そんな発情期と言われるのは、生理が始まってから1ヶ月程度の期間です。出血が終わっていれば、発情期も落ち着いていると考える人もいるでしょう。しかし、出血が落ち着いてから2週間程度経過した頃に排卵日が訪れ、そこから暫く発情期が続くことになります。

出血があれば発情期が始まると気づくことができますが、出血の量は犬によって異なる上に、犬によっては血を自分でなめとってしまうこともあるものです。そのため、しっかりと観察をしていなければ発情期に気付けないことは珍しくありません。出血に気付けなくても、落ち着きがなくなるなど普段と違う気配を感じたり、散歩中に他の犬が興奮をしているような素振りを目にした時には発情期を疑ってみる方が良いでしょう。

春先に発情期を迎えることが多い猫とは違い、犬の発情期は季節に影響されることはありません。ペースも犬によって異なり、年に1回程度のこともあれば、年に2回程度となることもあります。愛犬をドッグランで楽しく遊ばせてあげたいのであれば、発情期を把握し、それ以外の時期に連れて行ってあげることがおすすめです。